もうひとつは、システムの要であるアーティストを支える環境を作り出すということです。
日本におけるアートの販売市場規模は3300億円。その7割は画廊や百貨店向けの売り上げであり、一般人が購入するハードルは高すぎる現状があります。
アート初心者は自宅に絵画を飾りたいと思ったとしても、原画を手にする機会は限られていたんです。
アートのマーケットの規模が小さいということは、日本のアーティストが創作を続けながら生計を立てるのが難しいということを意味し、それはすなわち生計が立てられないために創作を断念する人が多くいるということなんですね。
Casieで現在契約しているアーティストは約300人(2019年1月時点)。そのうち9割以上が日本で活動するアーティストだそうで、レンタル料金の35%、売れた場合は販売価格の60%が彼ら・彼女らに還元される仕組みらしい。
意外ことに利益を得る方法が分からない画家が多くて、預かった原画を法人や個人に貸し出し、結果として職業=画家を増やし、創作活動の収入だけで生活できる人を増やすことだそうです。
国内には職業が芸術家、または会社員などとして働きながら創作活動を行う人は約80万人いるものの、創作活動だけで生計を立てられる人はそのうちの10%に満たないという。
金銭的に不安がなく創作活動に専念できるシステム創りのために誕生の原点があったと言う絵画レンタルのサブスクリプション「Casie」は、それを利用することで、知らず知らずのうちに「アート後進国」といわれる世界的な評価を改善する手助けをするいい機会なのかもしれませんね。
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