家具のサブスクを試用するという選択

サブスクリプション

今、マスコミや各種メディアで話題になっている「サブスクリプション(subscription)」。英語では雑誌の「予約購読」「年間購読」の意味があり、転じて転じて「有限期間の使用許可」の意味となったようです。

そもそもサブスクリプション(方式)とは、ビジネスモデルの1つで、利用者が選んだあるモノやサービスを、そのモノを買い取るのではなくて、そのモノの利用権をある一定期間(要望した期間)そのもの自体を借りて利用した期間に応じて料金を支払う方式のこと。

平たく言うと、例えば気に入ったコンピュータのソフトウェアを買い取るわけではなくて、希望した期間の利用権に応じて料金を支払うという方式です。

ソフトウェアの業界で広まってきたものが、その将来性を見込んで、最近では大手自動車メーカーによる乗用車のサブスクや、飲食店、アパレル、コスメなどの業界からの積極的な参入が話題になってきています。

家具のサブスクリプション

その波は住まいや暮らしの世界にも徐々に浸透してきて、最近の新しい生活スタイルとなってきているリノベーションの風潮ともあいまって、家具などインテリア業界にも浸透してきています。

従来のサブスクリプション的サービスである「定額制サービス」は、サービスを提供する側よりのシステムで、利用者の所有を促すためのサービスが主眼で、提供を受ける側の嗜好やライフスタイルはあまり考えられていなかった傾向があったのですが、最近のサブスクリプション(サブスク)は、そのシステムの利用者に商品・サービスの「体験」を提供し、必要なときに、必要な分だけ商品やサービスを利用できる「顧客視点」に立ったビジネスモデルとなっています。

従来の定額制サービスとは、似て非なるビジネスシステムでこれから新たなサービス形態として独自の発展・展開をしていくものだと思います。

とはいっても、家具に対する嗜好、好みは千差万別で、なかなかすべてをカバーするほど市場は充実していないようですし、扱い会社によっては法人が主な対象となっているところもありますので、個人の顧客が満足するほどの市場的もサービス提供をする体制などのスケールメリットはもう少し先になるのでしょうか。

リースとレンタルとサブスクリプション

ところで、そのモノ自体の所有権を持たないで使用権に料金を支払うというシステムは、いままでにあったリースやレンタルも同じじゃないか。と思いますよねえ。

ところが、リースとレンタルと、そしてこのサブスクリプションには明確な違いがあります。

平たくいうとサブスクリプションは定額制のサービスのこと、リースは長期間の貸し出しサービスのこと、レンタルは短期間の貸し出しサービスのことです。

リースとレンタルはある商品を決められて期間貸し出すことで、サブスクリプションは決められた期間と金額の範囲内で受けられるサービスのことと解釈していいようです。

つまり、リースとレンタルはあらかじめ商品が決められていて受けられるサービスで、サブスクリプションは決められたサービスの範囲だったら商品の交換が可能だということですね。

だから契約期間内だったら、好みに応じていつでも商品の交換ができるサービスなんです。

このブログでは、マンションリノベーションの実例を参考に、家具のサブスクリプションを提案してまいります。

ぜひ参考の一つとしていただければうれしいです。