その波は住まいや暮らしの世界にも徐々に浸透してきて、最近の新しい生活スタイルとなってきているリノベーションの風潮ともあいまって、家具などインテリア業界にも浸透してきています。
従来のサブスクリプション的サービスである「定額制サービス」は、サービスを提供する側よりのシステムで、利用者の所有を促すためのサービスが主眼で、提供を受ける側の嗜好やライフスタイルはあまり考えられていなかった傾向があったのですが、最近のサブスクリプション(サブスク)は、そのシステムの利用者に商品・サービスの「体験」を提供し、必要なときに、必要な分だけ商品やサービスを利用できる「顧客視点」に立ったビジネスモデルとなっています。
従来の定額制サービスとは、似て非なるビジネスシステムでこれから新たなサービス形態として独自の発展・展開をしていくものだと思います。
とはいっても、家具に対する嗜好、好みは千差万別で、なかなかすべてをカバーするほど市場は充実していないようですし、扱い会社によっては法人が主な対象となっているところもありますので、個人の顧客が満足するほどの市場的もサービス提供をする体制などのスケールメリットはもう少し先になるのでしょうか。